疑り深いシカは、どうやったら全部のジュースを飲めんるんだろうとシカの友達に聞いた。
「そんなの簡単だよ、ジュース屋に行けばいいんだから」シカの友達に強引にツノをひっぱられジュース屋へ向かった。
そこには全種類のジュースが置いてあって、ひとつひとつに名前の代わりに、5-1とか1924-289とか10090-7811とか数字で区別されていた。
疑り深いシカは目をクリクリさせて602128-3のジュースを頼み、シカの友達は99991-2を頼むと、疑り深いシカはすぐにそれが素数であることに気づいたけれど、目がクリクリしているのは素数にじゃなくてジュースにだったんで、シカの友達にはだまっていた。